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ゴールデンウィーク楽しんでますかー!!??
本日は、毎年春と秋に開催される八王子市の古書の祭典「2018年春 第18回八王子古本まつり」に潜入してきたのでレポートしていきまっす!
いつもはランチやウィンドウショッピングで賑わう西放射線ユーロードが、20万冊を超える古本に埋め尽くされる1日...
そこには人と本、そして人と人の新たな出会いが。
八王子市の市街地で行われる文化の祭典、八王子古本まつりの魅力と楽しみ方をご紹介していきまーす!
八王子古本まつりとは?
開催期間 2018年5月2日(水)〜5月6日(日)開催
(詳細はイベントページをチェック!)
今回で18回目の開催となる八王子古本まつりは、毎年春と秋の年2回、JR八王子駅北口 西放射線ユーロードで開催される古本市!
毎回さまざまなテーマを決めて、出店する各古本屋さんたちがテーマに沿った本を持ち寄り来場者を楽しませてくれます。
今回のテーマはズバリ「写真」!
本 → 写真といえば芸能人の写真集などを思い浮かべると思うんだけど(もちろんそれもあるんだけど)、写真家による自然(動物や山など)を撮影した写真集、ほかにも戦前の絵葉書なんかも「写真」をテーマに持ち寄られているんですよ!
古書店ごとに趣向を凝らした商品がラインアップされてるから、「このお店は写真をテーマにどんなものを持ってきてるのかなー?」って見て回るのも八王子古本まつりの楽しみ方のひとつ。
(ちなみに各回のテーマは実行委員長の坂田さん、実行委員の永友さん、デザイナーのウチダゴウさんと3人で打合せて決めているそうです)
また5月3日(木)〜5月5日(土)の間は、さまざまなアーティストが集う「本音フェス」も開催され、5日限定で写真家の星野道夫さんを招いてのトークショーなどもあり見どころ満載!
ほかにも「ハズレ無し!」の福引や、福引をしたらもらえるクーポン券(八王子駅周辺の協賛店で利用できる割引や商品引換券)などもあり、古本だけではなく八王子駅をめいっぱい楽しめるイベントになってます。
(ライブやその他イベントの日程や時間は公式ホームページを参照ください)
西放射線ユーロード古本の祭典開幕!
さてさて、それでは八王子古本まつりを見ていきましょう!
こちらは八王子古本まつりの地図(マップ)。JR八王子駅北口から西放射線ユーロードに入って、中町公園あたりまでが開催エリアになってます。
「わくわく紙芝居サークル(3〜4日)」や「絵本と物語の森」なんかもあって、子供連れでも楽しめそうですね!
こんな感じで西放射線ユーロードにズラーっと古本が並びます!
ちなみにこちらは「はちたま探検」エリア。
昭和58年発行の「多摩のあゆみ」!
こんな本も置いてるんですねー
八王子市史関係のものは、まつおか書房さんがけっこう豊富でしたね。
もちろんいっぱいある!
昭和の多摩の景色を知りたい人にはたまらない一冊。
「本と音」コーナーには、昭和の大スターたちの本がズラリ!
マニアにはたまらない掘り出し物がありそう!
八王子古本まつり名物3冊100円テント!
こちらは八王子古本まつりの名物にもなっている、3冊100円の古本が置かれたテント!
初日ということもあり...
大盛況で近づけない!!!!
どんな本があるのか紹介したかったんだけど...残念。
この勢いだとけっこう早くに無くなりそうな気がするので、気になる方は明日来た方がいいかもですよ!
第18回八王子古本まつりテーマ「写真」
今回のテーマである「写真」関連の古書が置いてある「写真特集」ブース。
西放射線ユーロードの三崎町公園のところにあるよ!
自然を題材にした古本が多い印象ですね。
戦前版絵葉書もありました!
これけっこう貴重なものだよね...?
漫画、古書などまだまだお宝がある!
現在、初日の12時過ぎなんだけど、どんどん人が増えてきてご覧の様子。
東京の古本市では神田神保町の「神田古本まつり」が最大と言われてるんですが、ぜんぜん負けてない盛況っぷり!
※写真の撮影は許可をいただいています。本の中身を撮影する行為は絶対やめましょう
なんとこちら、明治18年に作られた古書。
何を書いているのか僕の脳ミソではわかりませんが、かなり熱心に読んでらっしゃるご年配の方が多数おられました。
サザエさん発見!!!
サザエさんの一巻とか超見てみたいんですけど!!!
聖闘士星矢が連載されている週刊少年ジャンプに、ゲゲゲの鬼太郎が表紙のマガジン!!!
すごい...アラレちゃんも連載されてる。
きっと僕が昔「もう読まないし古本屋で売るか...」って売った漫画が、こうやってどこかで陳列されてるんだろうな...
ミリタリー(軍事)関連の古本もけっこう品揃えがありました!
実はこれらの本で使用されている写真って、ものすごい価値があるんですよね。
買おうかな...(不純な動機で)
こんな感じで、いろんなところに懐かしいものや珍しい本を見つけるのが八王子古本まつりの楽しみのひとつ!
古本以外の出店も豊富!
八王子古本まつりには、関東圏から20店以上の古書店が出店しているほかにも、地元八王子などのさまざまなブースが出店されています!
5月2日は八王子で保護猫活動をしている「はちねこ」さんが出店されてました!
こちらも「写真」がテーマということで、はちねこカフェのかわいい猫の写真がたくさん!
本日は人懐っこいグングンくんが看板猫に。
実は猫を飼おうと思っていまして...(本気で)
今度、はちねこさんの譲渡会に行ってみようと思います!
こちらは一般公募で集まった古着のバザーも開催されてましたよ。
まだまだキレイな服ばかりで1着なんと200円!
そしてこちらベーカリーモリさんは焼きたてのパンをどっさり!
そのほかにも、八王子市地域腎友会、HappyElephant、フードバンク八王子、リサイクルわかくさ、精神保健福祉ボランティア いっぽの会など、それぞれが手作りの作品やリサイクル品などの販売をされてます。
(それぞれ出店日が異なります。詳しくは公式ホームページをチェック!)
「八王子を知ってほしい」が生んだコラボレーション
さて今回で18回目の開催となる八王子古本まつり。
このイベントのスタッフは、オールボランティアでここまで大きなイベントに成長してきたそうです。
上の写真は八王子駅北口商店会のチャリティー古本市。八王子市内の図書館などから提供を承けた古本を販売し、その売り上げは全額寄付されるというからすごいですよね。
このイベントは、八王子古本まつり実行委員会と八王子駅北口商店会が一丸となって八王子を盛り上げようと立ち上げたといいます。
今年で9年目、来年は10周年を迎える八王子古本まつりは、これからも古本と人との出会い、そして地元八王子で活動する団体と市民をつなぐ架け橋となって成長していくんでしょうね!
通販全盛のこのご時世、リアルな本との出会いが楽しめる場所って少なくなってきましたし...
「ゴールデンウィーク、行くとこないなー...」って人は、ぜひ観光がてら八王子古本まつりに足を運んでもらえればと思います!
八王子古本まつりの詳細はイベント情報をチェック!
取材協力:八王子古本まつり実行委員会・八王子駅北口商店会