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こんにちは。
ヘッドコーチの石橋です。
オリンピックも終わり10月になっていよいよバスケットのシーズンが始まります。
Bリーグ、B3リーグ、WJBL、NBA、さらに3x3まで含めると本当に多くの試合が秋から来年の春まで行われるようになります。
子ども達には時間が許す限り多くのバスケットボールを見て、楽しみながらも学んで欲しいと思っています。
Bリーグの開幕節では圧倒的補強をした優勝候補のアルバルク東京が琉球に連敗したり、伝統の強さを持った宇都宮ブレックスが新規参入の群馬に連敗したりと多くの番狂わせが起きています。強いチームとの対戦では、どうしても相手に対して「凄い!」と思いすぎる中学生が多く、自分の力を十分に発揮できない時があります。
そんな状況で恐れずに「ワクワクする」ような精神状態でチャレンジできれば良い結果にも繋がりますし、成長のスピードもさらに加速して行くものだと思います。
チームの現状
「トランジションディフェンスですべき事」
1ボールウォッチャーにならない
2ボールを止める
3ボールラインまで全力で戻りレイアップを防ぐ
4素早く大きな声でコミュニケーションをとる
相手の速攻を止めるためには自チームのオフェンスの終わり方も大切になってきます。きっちり正しいセレクションのシュートで終われたり、オフェンスリバウンドに絡めたりすると中々ファストブレイクには繋がらないのですが、トレインズはターンオーバーがとても多いのです。早い展開の中でチャレンジしながらミスを減らすことが出来れば、ディフェンスにも良い影響を与えるのです。
課題
ここ最近目につくのはレイアップやゴール下のシュートミスです。ゴール付近でのシュート時にファールが鳴らないくらいのコンタクトでもミスしてしまったり、シュートに持っていく前段階で体をぶつけられてバランスを崩し、レイアップを落としてしまうシーンなども多く見受けられるのです。プロのゲームでも外国籍ビッグマンが何本もゴール下を落とすゲームはほとんどが負けゲームになってしまいます。3Pシュートなど華麗でかっこいいですが、試合を有利に運ぶためにはペイントエリア内での得点が本当に重要なのです。ましてや3P確率の低い中学生では尚更です。
もちろん体の大きさや強さも関係してきますが、それ以上に体の入れ方やぶつけ方の技術をドリルや1on1の中で指導していきます。
公式戦
■9/19(日)Jrウィンターカップ vs Fun Try Next
怪我によりインサイド2名を欠いた状態でのゲームでしたがチームとしてのエナジーが足りず相手のペースでゲームを進められてしまいます。ファストブレイクでリードこそしますが3Pを何本も沈められて苦しい流れになってしまいます。なんとか59−48で勝利しますが課題の残るゲームとなりました。
■9/26(日)Jrウィンターカップ vs CONFIANZA東京
昨年も対戦した東京のクラブチームの強豪コンフィアンザ。
1Qこそ互角に戦いますが、彼らの強いフィジカルと訓練されたチームディフェンスの前にターンオーバーを連発してしまいます。そこから何本も速攻を決められて大敗してしまいました。31−97という大きな点差をしっかり噛み締めて悔しさを忘れずに課題に取り組んでいきたいと思います。
練習ゲーム
■9/12(日)vs八王子高校
八王子高校の1年生との対戦でしたが、高校生のトランジションの速さに全くついていけず何本も走られてしまいました。ただ後半は少し修正できて競り合うシーンも見られました。高校生が相手をしてくれる貴重な体験をこの瞬間だけでなく今後に活かしていかなければいけません。
月間MVP
9月の月間MVPは2年の中村流稀選手です。
シュート力と「しなやかさ」を持ちパス能力も高い選手でしたが、身体が大きくなったこともあってコンフィアンザのプレッシャーディフェンスにも難なくボールを運んできていました。
まだまだ身長も伸びる感じもありますし、激しさと責任感が生まれてくればより素晴らしいPGに成長してくれると思います。