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ご無沙汰しております。
ヘッドコーチの石橋です。
4月初旬から私、石橋はトップチームの監督を2ヶ月ほど行っていました。皆様にはご迷惑おかけしましたがB3リーグのシーズン終了後すぐにU15チームの指導に戻らせていただいています。ここからまた未来のスターを育成すべく日々精進していきますのでよろしくお願い致します。
プロチームを預かった約2ヶ月間、選手達には常に感謝の気持ちを持ってハードにプレイすることを要求しました。彼らはしっかり答えてくれて、良い流れを引き寄せて最終的に素晴らしいチームになる事が出来ました。
ユースチームもプロチームも同じトレインズ。チームに同じ血液を流し一本化することがとても重要であり、それが我々コーチ陣の使命だと考えています。
チームの現状
メンバーの半分以上が新加入ということもあり、再び基本から行っています。昨年からの選手にとっても基本の振り返りと良い見本、そして教えてあげる事でさらに体に刷り込まれていく事でしょう。
ディフェンス面では細かい姿勢やステップワーク、さらにクローズアウト、ボックスアウト、ボールプレッシャー、ディナイ、ヘルプと新しい子達にとっては覚えるべきことはたくさんありますが、バスケットのベースはディフェンスにあるということを理解して身につけなくてはいけません。
オフェンスでは特に水曜日にシュートの正しいフォームとタッチ、そしてシューティングフットワークに時間をかけて行っています。筋力がまだ十分でない時にシュートを届かすために無理な形で放ってしまうと悪い癖がついてしまいます。この時期に悪いフォームで固まってしまうと大人になっても癖が残ってしまい中々元には戻らないのです。実際プロになってもシュートがもう少し上手ければトップに行けるのに・・という選手はたくさんいます。
シュートは繊細なものなので、今の時点で得意な選手も日々しっかりチェックしてさらに質を上げて金丸選手のようなシュートを身につけてもらいたいですね。
またストレングスコーチとして竹野氏が月1回ですがトレーニングの指導をしてくれています。自重でのトレーニングや走り方などそのメニューを日々の練習の中にも織り込んでいますので、しっかり行って昨年のチャンピオンシップで感じた「フィジカルの差」を埋めていきたいと考えています。
課題
レイアップの精度、パス、シュート確率、リバウンド、1on1ディフェンスなど課題を上げたらキリがありません。しかしまだまだ始動したばかりのチームです。今、最も重要な事は「教わる姿勢」と「教える姿勢」だと思っています。
「教わる姿勢」とは?
①コーチの言ったことを一語一句漏らさず聞いて実践する。
②わからないことをそのままにしないで必ず聞く。
③言われたことをただそのまま行うのではなく何故そうするのか考える。
④練習後に思い出して次回同じことを言われないように復習する。
「教える姿勢」とは?
①下級生や新しい選手がメニューを出来るかどうか考え「目くばり」をする。
②自分が正しい見本を見せ、わかりやすく教えてあげる。
③なぜそうするのか説明できるようにする。もしわからなければコーチ陣に聞く。
受け身なだけの選手は中々成長していかないものです。教わる方も積極的に自分の口で聞くことが大切ですし、知らない選手、出来ない選手を見つけ教えてあげられる選手はプレイヤーとしても人間としても大きく成長できます。
選手が変わっても強さが変わらない名門チームはこういった伝統が毎年繰り返されているからこそなのだと思います。
月間MVP
新加入、一年生の鈴木嶺臣選手です。経験が少ないながらも持ち前の強くしなやかな足でメキメキと成長してくれています。コーチの求めていることを素早く理解し、コートで表現出来るのでさらに良くなっていくことでしょう。体作りと元気に声を出す事が課題ですが未来のエースとしてさらに自信を持ってプレイしてもらいたいですね。