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皆さんこんにちは!
ヘッドコーチの石橋です。
2020年、コロナ禍においてバスケットボール界も大きな打撃を受けました。特に学生達にとってはほとんどの大会がなくなってしまい、モチベーションを保つのに大変なシーズンだったと思います。
そんな中、先日行われたウィンターカップでは高校生達が本当に素晴らしく熱い戦いを見せてくれました。多くの選手達がチームの勝利のために全身全霊でプレイし、よく声を出して自分たちの感情も前向きに表現していましたね。
レフェリーに対しても相手チームに対しても敬意を持ってプレイし、インタビューやコメントでも感謝の気持ちを言葉にしていました。心も体も技術も素晴らしい選手が多く育ってきていると感じました。
そしていつの日かトレインズのU15チームからもこの舞台に立って、多くの人たちを感動させることのできる選手が出てきて欲しいと願っています。
さてチームは12/24~1/3までのオフに入っています。この期間は選手達はいつも応援してくれる家族の皆さんと一緒に過ごすことを最優先させてもらいたいと思っています。
コロナも再び増えてきていますし、友達と遊んでばかりいないで公園を走ったり、家でトレーニングしたりハンドリングしたりと1/4の練習再開に向けてしっかり準備しておくようにして下さい。
【チームの現状】
本気で声を出すことの重要性をやっとチーム全体が理解してきています。特に12/6の強豪コンフィアンザとの練習ゲームの後からディフェンス面で激しさが高まってきていて、今までよりもエナジーのある練習が出来るようになってきました。
日々の練習でディフェンスのプレッシャーやヘルプなど激しさと厚みが増してくればオフェンスも対応しなければならず、結果としてチーム全体のレベルが上がっていくと考えています。
最近は、これからチャンピオンシップに向けて今までのメインシステムに幾つかのオプションを導入してさらにオフェンスの精度の向上に取り組みはじめた状況です。
【課題】
しっかり声を出せる選手と出せない選手の差が開いてきてしまっています。出せる選手は味方に伝わるように大きな声を出していて時にはチームメイトに自分の意見を伝えたりアドバイスしたりしています。
しかし出せない選手は理解できているにもかかわらず、それを味方に伝えきれていないのです。出した声が間違っていてもそれは次に活きてきますし、正しければ自信になっていくのです。選手は教わったこと、インプットされたことを誰かに伝えたりアドバスしたりと「アウトプット」することでその知識はさらに強固に身に付いていきます。
上級生になると上手くなるというのはこの「アウトプット」がしっかり出来るからなんですね。ただ本当に上手い選手は学年に関係なく先輩に自分の考えを伝えたり指示したり出来るのです。3年間と言う時間は長いようであっという間に過ぎてしまいますから、下級生のうちから「アウトプット」できれば選手としても人間として大きく早く成長できるでしょう。
内向的な性格だから難しいと思う選手もいるかも知れませんが中学生ではまだ完全に性格も決まっていないですし、これから考え方次第でどんどん変わっていくことが出来るのです。
「上手くなったなー」と思う選手はプレイのみならず、声がよく出るようになって自信をつけて性格が変わったなと感じることが多いものです。
【練習ゲーム】
vsコンフィアンザ東京U14、U13
9月のクラブカップでは叩きのめされたコンフィアンザ東京。
トランジションの速さとディフェンスの激しさはU14とはいえ素晴らしいチームでした。トレインズは3年生が出場した時には相手の速攻を止めて対等以上にゲームを進められましたが、相手がU13になりこちらも2年生以下で戦った時にはプレッシャーに勝てず大きな点差をつけられてしまいました。
この経験の後、選手達の意識に変化が出てきたのでとても良い練習ゲームになったと思います。
vs Fun Try
チームの戦力を均等に分けたメンバーや、学年毎に分けたメンバーなど色々と試すことができたゲームでした。責任感を持って声を出して戦う選手と、声を出さなきゃとは分かっていても殻を破れずに出せない選手がはっきり分かれていましたね。
【月間MVP】
今月の月間MVPは3年の清水涼太選手です。コーチの考えを深く理解し、大きな声でチームを引っ張ってくれました。声を出す選手が増えてきている中で、清水選手は他の選手にアドバイスしたり、良いリーダーシップを見せてくれたので選びました。
自分のプレイの調子に関わらず声を出し続ける事ができればさらに素晴らしいリーダーになれると思います。