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2019年10月21日(月)に八王子オリンパスホールで市民参加型の公開パネルディスカッション「みんなで創ろう八王子2019~C8サミット~」が開催されました。
"八王子の未来"について語られる、このイベント。
八王子の情報を発信している「はちなび」としては絶対に見逃せない!と、もちろん参加してきましたよ!
会場はJR八王子駅南口のオリンパスホール八王子
ディスカッションのパネラーは八王子を代表する以下の方々。
・八王子市長 石森孝志氏
・八王子商工会議所会頭 田辺隆一郎氏
・文部科学大臣 萩生田光一氏
・東京都議会議員 東村邦浩氏
・Facebookグループ「みんなで創ろう未来の八王子」設立者 渡辺純氏
・(一社)八王子青年会議所 理事長 齋藤祥文氏
八王子愛が溢れるそうそうたるメンバーです!
まず、発表されたのは、八王子市民の「シビックプライド(Civic Pride)」
この「シビックプライド(Civic Pride)」とは、近年注目を集めているワードです。
住居する都市に対しての誇りや愛着を指す言葉で、昔から使われる"郷土愛"に課題解決や、活性化といった、具体的な行動に取り組む姿勢をプラスされたものです。
八王子市の「シビックプライド(Civic Pride)」の指標別の全国ランキングは以下のようになっています。
愛着 6位
誇り 19位
共感 10位
継続居住意向 7位
他者推奨意向 23位
誇りと他者推奨意向以外は10位以内という素晴らしい数字です。
この「みんなで創ろう八王子2019~C8サミット~」はこちらの数字を根底におき、今後の「八王子のまちづくりについて」のディスカッションとなりました。
トークテーマは4点。
・中町プロジェクト
・産業交流拠点
・八王子エアポートライナー
・医療刑務所跡地(集いの拠点)
はちなびでは、「みんなで創ろう八王子2019~C8サミット~」のディスカッションの内容をざっくりとですが紹介いたします。
こちらの内容は、ディスカッション開催時点での予定と展望です。決定事項ではありませんのでご注意ください。
▶中町プロジェクトについて
八王子・中町プロジェクトとは、JR八王子駅北口より徒歩5分程の中町にある、現在駐車場の用地に「花街の歴史・文化を伝える集客施設」を建設し、令和3年3月に完成予定となっています。
芸者の踊りを観光客が見物できる舞台や展示施設、飲食・土産物店が建設される予定となっています。
この八王子中町の花街の歴史は非常に古く江戸時代までさかのぼります。
八王子市は江戸時代には、甲州街道に沿って横山宿、八日市宿、八幡宿を含めた宿場町で、織物産業が盛んでした。
織物の街として、繁栄した八王子には全国の商人が織物を買い付けに来たときの社交場としての料亭ができ、接待のための宴会の席などで、芸者衆により歌・踊りなどの芸者遊びが楽しめるようなりました。
八王子の中町は、多摩地区最大の花街・黒塀の街として大いに賑わいました。
中町プロジェクトは、この八王子の誇る伝統を守り、地域を活性化させる施設の建設となっています。
木陰、トイレ、ベンチを用意して、歩きやすく買い物しやすい町、そして気軽に立ち寄れるコンテンツを目指しているそうです。
▶八王子産業交流拠点(仮称)について
八王子産業交流拠点(仮称)とは、JR八王子駅北口と京王八王子駅の間にある、旧東京都立繊維工業試験場試験場跡地(旧東京都産業技術研究所八王子支所跡地)に多摩地域最大規模の2400㎡の展示ホール・コンベンションホールが令和4年3月に完成予定となっています。
大規模な会議や展示会・イベントに対応可能な施設となっており、八王子に新しい人の流れが生まれるのではないでしょうか。
ビジネスと観光を複合した「MICE」という言葉で大きな経済効果を目指していくそうです。
MICE(マイス)とは?
Meeting(会議・研修)
Incentive tour(招待旅行)
Convention(大会)
Exhibition(展示会)または Event(行事)
▶八王子エアポートライナーについて
現在八王子駅から羽田空港までの電車での交通アクセスが必ず2回の乗り換えが必要になります。
八王子エアポートライナーとは、特急電車は乗り換え無しで八王子-羽田空港間を結ぼうとするプロジェクトです。
上記記載の八王子産業交流拠点(仮称)などに多くの人を八王子に呼ぶことが可能をなります。
▶八王子南口集いの拠点について
八王子南口集いの拠点とは、JR八王子駅南口・子安町の「八王子医療刑務所」の約7500㎡の跡地に、歴史・郷土ミュージアム(博物館)、憩いライブラリー(図書館)、交流スペースなどの複合機能施設が整備される予定となっています。
「学び」+「交流」+「防災」を兼ね揃えた「サードプレイス」としての施設を目指しているそうです。
毎週週末にマルシェ(朝市)の開催、解体費用の掛かる刑務所の塀はそのまま残してクライミングの壁として利用する、学生のたまり場になるようなおしゃれな図書館を作るなど様々な意見が飛び交っていました。
▶みんなで創ろう八王子2019~C8サミット~に参加して
現在、八王子市は未来に向けての大きな転換期を迎えているように感じました。
今回のディスカッションのテーマにもなった今後建設予定の施設は八王子に新たな人の流れを作ってくれるでしょう。
八王子市民の「シビックプライド(Civic Pride)」で10位以内に入っていなかった"誇り""他者推奨意向"も大きく上昇するような、考えるだけでもワクワクするようなプロジェクトがいっぱいです。
市民のみんなが自慢できるような新しい「八王子市」ができるのが楽しみですね!