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教育資金の積立が出来る保険は、実は学資保険だけではありません。
最近、学資保険の代わりとして注目されているのが、「低解約返戻金型終身保険」を活用した方法です。
低解約返戻金型終身保険とは?
保険料を払っている間の解約返戻金を少なくする代わりに、一般の終身保険や定期保険に比べ保険料が割安に設定されている終身保険です。
保険料の払込期間が満了すると、支払った保険料よりも多くの解約返戻金を受け取れます。
この保険を学資保険の代わりに活用した場合、下記のようなイメージになります。
低解約返戻金型終身保険を学資保険代わりに活用したイメージ
例えば、子供0歳で加入 払込期間を15年 とします。
そうすると、子どもが中学を卒業したタイミング(15年)で保険料の払い込みが満了し、その時点で低解約返戻期間が終わります。
以降、解約をした場合は支払った保険料よりも多くの解約返戻金を受け取れ、教育資金を準備することが出来ます。
学資保険の代わりに
低解約返戻金型終身保険を選択する人が増えている背景
実は、学資保険の代わりに低解約返戻金型終身保険を選ぶ方が増えています。
一番の要因は、学資保険自体が販売停止になっていたり、販売していても返戻率が小さくなってきていることです。
低解約返戻金型終身保険の方が返戻率が高いので選ぶ方が増えています。
(昨今の円建て保険の利率が低いことから、外貨建ての保険を選ぶ方も増えています。)
低解約返戻金型終身保険を学資保険の代わりに活用する
メリット
①払込期間や解約返戻金を受け取るタイミングの自由度が高い
例えば将来に備え、子どもがいなくても積み立てを始めることが出来ます。
また、解約返戻金を受け取るタイミングをその時の状況に応じて変えることもできます。
②解約しないで据え置くと返戻率が上がっていく
満期がないので、子どもがもし大学に進学しなかったり、進学時に資金に余裕ができていれば、そのまま据え置くことで、さらに解約返戻金を増やすことが可能です。
例えば、据え置いて子供の結婚資金に…といった選択も可能ですし、さらに据え置いて老後の資金などに活用することもできます。
もちろん保障は解約するまで続きます。
必要な分だけを返戻金で受け取って、残りを引続き据え置くといったこともできます。
学資保険(左)と低解約返戻金型終身保険(右)
③契約者(親)に万が一の事があった際、保険金支払いが早く、保障が大きい
学資保険の場合、契約者(親)が死亡した時は以降の保険料の支払いが免除となります。
そして、契約時に定めたタイミングと金額の満期学資金を受け取ることが出来ます。
一方、低解約返戻金型の保険は、契約者(親)に万が一の事があった場合、死亡保険金を受け取ることになります。
万が一の際はすぐ受け取ることができ、払われる保険金も学資保険の満期金よりもずっと大きくなります。
学資保険(左)と低解約返戻金型終身保険(右)
低解約返戻金型終身保険を学資保険の代わりに活用する
デメリット
①払込期間中に解約すると元本割れし、返戻金が少ない
その名の通り、保険料払込期間中に解約すると返戻金が少ないことです。
何らかの理由で途中解約してしまうと、元本割れしてしまい、解約返戻金が非常に小さくなってしまうので注意が必要です。
低解約返戻金型終身保険の場合、解約返戻金が一般の終身保険の70%などと、低く抑えられているのが一般的です。
②子どもを被保険者とした医療保険等は付けられない
基本的に保障されるのは「契約者(親)の死亡・高度障害」のみですので、子どもの医療保険などを付けたい場合には別に医療保険に加入する必要があります。
・低解約返戻金型終身保険を学資保険の代わりに活用することが出来ます。
・保険料の払い込みが終了しても据え置くことで返戻率が上がっていきます。
・低解約返戻期間内の途中解約による元本割れに注意が必要です。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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