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入院時にかかる費用と健康保険
入院時には様々な費用がかかります。それらは健康保険が適用されるものとされないものがあります。
入院時の費用と健康保険
※現役世代、一般的な収入の場合
健康保険適用外の費用
入院時には医療費以外に、健康保険適用外の費用がかかることがあります。
健康保険適用外ですので全額自己負担になります。
近年、先進医療などの治療選択肢が増えていたり、病院のサービスが充実している中で、健康保険適用外の費用がかかるケースも多く見受けられます。
先進医療にかかる技術料
先進医療にかかる技術料は健康保険が適用されず、全額自己負担になります。治療方法によりますが、数十万円から数百万円の費用がかかることもあります。
差額ベッド代
差額ベット代とは、いわゆる個室などに入院した場合、健康保険適用の範囲外で患者に請求される病室の費用のことをいいます。
1日当たりの平均差額ベット代
1人部屋(個室) | 7,837円 |
2人部屋 | 3,119円 |
3人部屋 | 2,798円 |
4人部屋 | 2,440円 |
平均 | 6,118円 |
(出典)厚生労働省 平成30年11月「第401回中央社会保険医療協議会・主な選定療養に係る報告状況」
全額が自己負担となり、入院日数が長くなると負担が大きくなっていきます。
約73%の方が差額ベッド代を負担しても「個室や少人数部屋」を希望する、というデータもあります。
個室や少人数部屋を希望しますか
(出展)セールス手帖社保険FPS研究所 平成26年「サラリーマン世帯生活意識調査」
・食事代
1食260円。1日780円×入院日数が自己負担になります。
・交通費
病院にお見舞いに来る家族の交通費など
・食費
配偶者や子供がいる場合の外食費など
・消耗品
入院生活に必要な日用品。パジャマ、下着、洗面用具など
・見舞い、快気祝い
お見舞いに来てくれた方へのお礼
・事業補填(自営業の方)
仕事が出来ない間に事業を継続するために代わりの人を雇う資金など
このように様々な健康保険適用外の費用もかかることがわかります。
実際の自己負担額は?
では実際に入院した場合、どのような費用がかかってくるのでしょうか。
生命保険文化センターの令和元年度の「生活保障に関する調査」によると、入院時の自己負担額は、1日平均23,300円となっています
直近の入院時の1日当たりの自己負担費用
※対象者:過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人(高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)
※自己負担費用:治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額
(出典)生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」
このように、健康保険が適用される医療費と、健康保険適用外の費用がかかることを理解して、それを踏まえ医療保険を検討すると良いでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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【医療保険検討②】先進医療技術料・差額ベッド代は全額自己負担。入院の自己負担額に備えるには?
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