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八王子ビートレインズU152022-23の総括となります。
2022年度の八王子ビートレインズU15の活動は3/ 30の練習をもって全て終了となりました。毎練習一生懸命取り組んでくれた選手たち、そして子供たちを全面的にサポート して頂いた保護者の皆さん、本当にありがとうございました。 心より感謝申し上げます。 チャンピオンシップでは勝利することが出来ず悔しい結果に なってしまいましたが、選手一人一人の成長は素晴らしく、特 に3年生は技術面、体力面、精神面と全てにおいて逞しくなっ てくれたと思います。「勝利」を掴み取ることが出来なかった のはHCである私の責任です。本当に申し訳ありませんでし た。チームとしてこの負けを次に活かせるように精進して参ります。
体の成長と身体能力
中学生のゲームで勝敗を大きく左右する要
因の一つに「身体的成長の速さ」がありま
す。トレインズU15の選手はどちらかというと成長が遅めで男性として肉体が完成している子 はほとんどいません。多くの選手たちがまだまだ成長すると思 います。ただ伸びが急激すぎて骨の成長に筋力が追いつかない 場合があります。そんな時は一時的に思うように体が動かない 感覚になってしまうことがあります。僕自身も中学時代は走る のも簡単ではなく体もヒョロヒョロでした。卒業生も下級生も そんな時期がこれから来るかもしれません。そんな状況の時は 焦らずに正しい体の使い方をゆっくりでもいいので覚えたり、コーチの言う戦術や戦略を深く理解して自分の体が整った時に 大きく飛躍する準備をしておいて欲しいと思います。また体が 成長しようと思っても栄養素がなければ大きくなりませんので この時期は食事と水分をしっかりと摂って強くデカい体を手に 入れてください。大きさが全てではないですが、同じことが出来るなら大きいに越したことはありませんからね。
オフェンススキル
中学生にピックアンドロールは必要か?
そんな議論が日本のコーチ陣で繰り返される
中、私は積極的に取り入れてきました。現代のバスケット界ではこのプレイを使わないゲームは存在しないと思います。もう一つ積極的に取り入れたドリブルハンドオフのプレイも今は主流となっていて、この二つを組み合わせて現代バスケットのオフェンスが作 られているのです。 ボールハンドラーとなり使いこなせるようになる事も一つです し、誰かがこれらのプレイに入ったときに他の選手はどのタイ ミングでどの位置に動くのか?ということもとても重要になり ます。今後バスケを続けていく上ではポジションに関係なく必 要になると思うのでその精度と理解度を上げていってもらいた いと思います。
またポストのプレイも指導してきました。オールラウンダーと は外ができる選手のことではなく、中も外もできる選手のこと だと思っています。背中を向けた状態からも、外から切り込ん で行った時もステップワークはとても大切なスキルになるので こちらもタイミングや当たり方、いなし方など精度を上げて いってもらいたいと思います。
感謝
このレポートでも練習後のハド ルでも感謝の気持ちを持つこと、それを言葉 にすること、そんなことを伝えてきました。 3年生からは感謝 という言葉がよく聞かれるようになりました。そしてそこから良いプレイも増 えていったと思います。 心の持ち方がプレイに大きな影響を及ぼすということを決して 忘れてはいけません。何回も言いますが自分がコートに立つと いうことは保護者の方々をはじめ、多くの方々のサポートが あってです。プレイしたくても出来ないという子供たちも多く 存在します。どこへ行ってもいつも感謝の気持ちを持ってバス ケットに向き合うようにしてください。 もちろんバスケットだけでなく多くのことに感謝できる大人に なってもらいたいと思っています。
チャンピオンシップ予選リーグvs愛媛
どちらかというと下がり気味に守ってくる愛媛になかなかリズ ムが掴めずにシュートミスを繰り返してしまいました。前半は 3P中心に決められ、後半は逆にドライブを決められてしまい ました。硬さが最後まで取れず、終始相手に主導権を握られる 展開となり34-55で敗戦となってしまいました。
チャンピオンシップ予選リーグvs三河
ピックアン ドロール時 の細かいス ペースとタ イミングを 修正し挑ん だゲーム。3 年生は自分 達の3年間 の全てをぶ つけたような、気持ちの入ったゲームとなりました。素晴らしいアタックから得点を重ね、ミドルも3Pもしっかり決め切って良いリズムをキープ します。しかし三河のアウトサイドの確率が高く、残り2分くらいまで競っていたのですが惜しくも届かず最終スコア61-71 で負けてしまいました。
チャンピオンシップ予選リーグvs西宮
プレイの質は悪くなかったのですが、疲れが少し残っていたの かシュートの精度が落ちたとろを西宮に走られ失点を重ねてし まいます。多くのメンバーを使い、皆アグレッシブな良いプレ イを見せてくれたのですが、ファーストブレイクと高確率なア ウトサイドを止めきれず54-81での敗戦となってしまいまし た。
年間MVP
年間MVPは3年の早坂凌選手です。
し、元々持っていたハンドリングの良さとシュートタッチの良 さを活かすことが出来るようになりました。コートに立てばア グレッシブな1on1でスコアし、ベンチにいても常に声を出し てチームメイトを鼓舞し続けてくれました。 個人としても最も成長した選手ですし、チームにも最も良い影 響を与えてくれた選手でしたので、今回MVPに選出しまし た。今後の成長にさらに期待しています。誰よりも練 習を重ね、誰よりも勝 ちたい気持 ちを前面に 出してくれま した。特に3 年生の夏を 過ぎたくら いから体の キレが増しました。凌だけでなく卒業生が次のステージで輝くことを楽しみにしています。