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こんにちは。
ヘッドコーチの石橋です。
8月に入り気温も上がる中、熱中症と新型コロナのリスクを最小限に抑えるようにスタッフ、選手共に気を使いながらも今まで以上に激しい練習を行なっています。活動開始から1ヶ月以上が経過し、少しずつですがチームの形が見えてきました。もちろん課題や修正点は山積みですがオフェンスにおいてもディフェンスにおいても「自分たちのやるべき事」を理解できている選手が増えています。中学生なのでまだ体が小さかったり筋力が弱い子も多いですがコーチの考えやチームの方向性を理解する事で「上達への最短コース」を進むことが出来ると考えています。
[チームの現状]
先月から取り組んできた基本の部分、パス、キャッチ、判断力、レイアップの精度は基本メニューを習慣化した事によってずいぶん向上してきたように思います。特に長いパスの強さと精度は練習ゲームでも良いプレイが見られました。もちろんまだ合格点をあげることは出来ませんがチームとして正しい方向に向かっている状況です。
ディフェンスではボールプレッシャーとディナイを強調して行なっていますが出来る選手とそうじゃない選手の差が大きく、安定したチームディフェンスが出来ていないというのが現状です。オフェンスと違ってディフェンスは一人が間違っても何とかなるというものではないので、全員が共通理解できるようにさらなる練習が必要になります。
[課題]
1)声
ディフェンス面でのポジションやビジョンは練習を重ねることで良くなりますが、コミュニケーションの部分は自ら声を出す意識を常に強く持たなければ向上できません。現時点では大きく味方に伝えるような声は出ていないのです。コーチ陣は毎回大きな声を求めますが、コーチに言われてから出すようでは本物にはなれないのです。この「声」についてはディフェンスに 限らず練習でも試合でもとても重要で「自分たちで話す」という事が本当に強いチームになるためには必要なのです。今は練習を止めて僕の方からチーム全員で集まって話すように促していますが、自分たちで積極的に集まって話し合えるようにならなくてはいけません。
2)コンタクト
強いチームになればなるほどあたりは強く、ボールを運ばせなかったり、リバウンドやルーズボールを次々とものにしていくのです。特に8/17に行われた立川ダイスとの練習ゲームではトレインズの「弱さ」が目立ち何回も弾き飛ばされてボールを失ってしまいました。もちろん体の大きさや筋力も重要ですがそれ以上に体の使い方や、あたりから逃げないメンタルが必要になります。練習の中での激しいコンタクトの習慣化がこれからの大きな課題になります。
[練習ゲーム]
8/15のTs Factory戦、8/23の村山学園戦、FUN TRY戦については激しいボールプレッシャーから速攻、ディフェンスリバウンドを取ってからの速攻とトレインズが目指す速いアップテンポゲームをある程度表現できました。特に長いパスからたくさんのレイアップを決められた事は大きな収穫でした。ただ下級生が出た時に動きを全く理解できていない選手が多くチームの底上げという面では課題が残りました。
8/17の立川ダイス戦では課題のところにも書いたようにコンタクトで削られて思うようにプレイさせてもらえず、大きい選手だけでなく小さい選手にも確実に強いゴール下を決められました。僕自身も立川ダイスさんには勉強させられる事が多く、今後また練習ゲームを組んでもらえるようお願いしたいと思っています。
[月間MVP]
今月の月間MVPは3年の平尾龍乃選手です。
練習ゲーム3試合ともコンタクトに負けないプレイをして得意の速いドライブを何本も決めた事と高確率で3Pを何本も決めた事、さらにプレッシャーディフェンスを毎回しっかり行なっていた事が選ばれた理由です。引き続き努力を重ねてさらに素晴らしい選手になってもらいたいです。