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こんにちは、ママライターのnamikoです。
最近ふと思うのが、子どもたちってサルみたいだなーって(笑)
生まれたばかりの新生児がおさるさんに似ているっていうのはよく言われることですが、わが子たちは成長してもおさるさん。
身軽にちょこまかと動き回ったり、追いかけっこしたり。
「これは俺のおもちゃだ!!」なんてケンカしている姿は、まるでボス猿争いのようです。
しかも、動物園に行けばサル山をずっと見ている…。
なんでそんなにサル山に魅力を感じるのか分からないくらい、長時間見ている…。
動物好きにも程があるだろと思うほど見ている…。
そんな子どもたちが喜ぶスポットが、高尾山にある『高尾山さる園』です。
個性あふれる猿が約70匹以上も生活しているユニークな場所。
お天気の中での登山を楽しむついでにサルたちの習性や生活を親子で学びましょう!
▶『高尾山さる園』って?
日本で最も登山客が多いと言われている高尾山の中腹にある高尾山さる園。
自然の草花観察を楽しめる野草園と併設されています。
高尾山さる園では、赤ちゃん猿からおじいちゃん・おばあちゃん猿まで総勢70匹以上が共同生活をしていて、それぞれの個性あふれるサルの行動を観察することができます。
飼育員さんが丁寧にガイドしてくれるので、サルについての知識も増えるかも!?
【高尾山さる園 アクセス】
まずは東京都八王子市にある高尾山へ行きましょう!
京王高尾線の高尾山口駅で下車すると高尾山に到着です。
お車の場合は圏央道高尾山ICから約5分。
周辺に有料駐車場が点在しているので、そちらを利用してくださいね。
高尾山さる園は、山頂に向かって登山をしている途中にあります。
子どもと一緒に登山をするのが大変な場合は、ケーブルカーやリフトがおすすめ!
ケーブルカーの高尾山駅で下車して、3分ほど歩くと高尾山さる園にたどり着きます。
●ケーブルカー・リフト利用料金
・片道:大人480円、子ども240円
・往復:大人930円、子ども460円
※ケーブルカーは大人1名につき未就学児1名無料、リフトは大人1名につき3歳未満児1名無料
【高尾山さる園 利用案内】
●営業時間
・1、2、12月 9:30~16:00
・3、4月 10:00~16:30
・5~11月 9:30~16:30
●入園料
・大人(中学生以上) 420円
・子ども(3歳以上) 210円
お得な年間パスポートもあり、料金は大人1,800円、子ども900円です。
1年間で5回以上来園する方はお得だからおすすめですよ!
【高尾山さる園 イベント】
高尾山さる園では親子で楽しめる季節のイベントも開催しています!
・お正月:枚数限定「おさるさんからの年賀状」プレゼント
・節分:福豆まき
・GW:缶バッジ作りやゲーム
・山の日(8月11日):飴細工師の水木氏による実演販売
・7月:七夕飾り
・秋:紅葉
※過去のイベント情報となりますので、今後は変更となる可能性があります。
また、月によっては土日に缶バッジ作りや切紙カード作りなどを開催することも。
更に、モルモットやウサギが遊びにくる「いちにちどうぶつむら」も開催。
入園料のみで子どもが喜ぶイベントを体験できるのも嬉しい!
【ちょっと余談】高尾山 親子登山アドバイス
「小さな子どもがいると登山なんか無理…」というパパ・ママも多いかもしれません。
いえいえ、そんなことないんです!
我が家は子どもが小さい頃から2~3カ月に1度は高尾山登山をしているのですが、小さいうちから自然の中で山登りを経験していることによって、体力面でも精神面でも成長を感じています。
不安を感じてしまって登山を敬遠していてはもったいない!
実際の経験を基に、我が家が大事にしている親子登山の4カ条をちょこっとお話させていただきます。
【1】服装に気をつけるべし!
ふもとでは暑くても、山頂に近づくにつれて肌寒くなってきます。
「山の天気は変わりやすい」とも言われているので、急な雨風の心配もありますよね。
夏場は、半袖・半ズボンで登山を始めても、天気や気温の変化に対応できるよう、羽織れるものや長めの靴下を持っていくと安心。
更に、汗をかいた時に着替えられるよう、我が家では肌着も持って行っています。
もちろん、靴は履き慣れた靴で!
子ども用の登山ブーツを履かせるのもいいですが、普段から歩き慣れていないとそれがストレスになってしまってグズってしまう原因にもなってしまいますよ。
【2】水分は多めに!
荷物が重くなってしまいますが、水筒やペットボトルは多めに持って行っても損はありません。
冬場でも身体を動かしていると喉が渇くので、1人2本以上は持参しましょう。
登山道に自動販売機がありますが、観光のピーク時は売り切れになっていることも多いので予め持っていくのがおすすめです。
【3】荷物は自分で持たせる!
子ども用リュックサックに着替えや飲み物を入れて、自分で持たせるようにすると、自立心が芽生えるだけでなく「最後まで頑張ろう!」という気持ちになってくれます。
まぁ、筆者の場合は「喉乾いたからジュース出して」と言われるたびにいちいち自分のリュックを開いて渡してまたしまって…という動作がストレスだったので、「じゃあ自分で持ちなさい!」となったことがきっかけです(笑)
小さい子どもには飲み物が重いかもしれないので、着替えを入れるだけでもいいと思います。
【4】観光気分を忘れずに無理をしない!
目標をもつことは大切ですが、「必ず山頂に到着しなければ…!」という使命感で無理をしてしまっては、せっかくの楽しい子どもとのお出かけも台無しになってしまいますね(笑)
子どもが疲れてしまったりグズってしまったら無理はせず、お店で休憩したり引き返したりする判断も大事。
観光気分を忘れずに、景色や親子の会話を楽しむ余裕を持ってくださいね。
ケーブルカーやリフトを使わずにサル園まで歩くと60分ほどかかるのですが、普段身体を動かす機会のない方にとっては絶好の運動チャンス!
途中は勾配が急な場所もあるので、親子で登るなら年中さん以上がおすすめです。
▶高尾山さる園 体験レポ
絶好の登山日和のある日。
さるのようなわが子を連れ、親子で高尾山さる園に行ってきました!
諸事情により、次男のみの参加です。
■迷うことなくケーブルカー!
高尾山に到着。
平日ということもあり、京王線高尾山口駅から一番近い駐車場に停めることができました。
さっそく駅近くにある高尾山マップで、今日の目標を決めます。
暑くてバテてしまいだし、筆者と次男は親子ともども怠け者なので、山頂なんて高望みはせずに薬王院まで頑張ることに。
好奇心旺盛で体力のある長男に比べ、ビビりで甘えん坊の次男に
「歩いていく?リフトに乗る?ケーブルカーに乗る?」
と聞くと、真っすぐな目をして
「ケーブルカーに決まってんじゃん」
という回答。
うん、わかってたよ。
歩くのは疲れるしリフトこわいもんね。
そして、ママもケーブルカーに賛成だよ。
ということで、家族の中では怠け者の部類に入るこの2人は、迷うことなくケーブルカーを選択。
ケーブルカー乗り場に着き、券売機で乗車券を購入します。
この日は空いていたので待たずに乗れましたが、以前“秋分の日”や“こどもの日”に登った時にはケーブルカー1時間待ちでした…!!
ケーブルカーは2台走行していて、赤い車体の紅葉号と青い車体の青葉号があります。
今回は紅葉号。
ケーブルカーに乗る時は、一番前がおすすめ!
登っていく様子が目の前に広がり迫力満点です!!
この日も運よく一番前が空いていたので陣取りました。
ほら、見てください!
こんなに開放的な景色!
途中、下ってきた青葉号とすれ違います。
そして、ケーブルカーでは日本一の急勾配である31度18分の傾斜を乗り越え…
ケーブルカー高尾山駅に到着!
■観光も忘れない!
高尾山駅からすぐの場所にある「高尾山スミカ」でさっそく名物の天狗焼を購入!
なんと、500万個売上を達成したそうです。
おめでとうございます!
熱々の名物グルメ天狗焼を、親子そろって頬張ります。
中は大粒の黒豆が入ったあんになっていて、とろとろ食感の中にアクセントがあってとてもおいしい♪
もちろん、展望台から見下ろす景色も楽しみます。
「あのへんに富士山が見えて…」なんて話している他の観光客の話にこっそり「ふむふむ」と聞き耳を立てながら、雄大な景色を眺めて天狗焼をいただきました。
「おうちはあのへんかな~?」なんて話しながら、親子の会話も弾みます。
老舗のそば店「十一丁目茶屋」や併設しているお土産屋さんに寄り道しながら、テクテク進みます。
■高尾山さる園に到着!
あっという間にサル園・野草園に到着です。
高尾山さる園の近くには、おさるさんのお地蔵様(?)がありました。
にっこりとした笑顔がかわいい!
券売機で入園券を購入し、受付のお姉さんへ。
さる園は、ガラス張りになっている観察施設からサル山を見ることができます。
窓ガラス一枚を隔てて、さるたちが気の向くままに生活中。
ノミ取りをしたり、寝転がったり、プレイスポットではしゃいだり。
ほんと、子どもたちみたい…(笑)
階段を上って、屋上へ出ることもできます。
屋上ではサルのエサが100円で販売しているのですが、その日ごとに販売数が決まっているので混雑時には売り切れていることも。
この日は運よくまだ残っていたので購入しました。
エサをポーンと投げると、サルたちが群がってパクパク食べてくれます。
「赤ちゃんに食べさせたいのに、大人のサルが横取りしていく…かわいそう…」
と泣きそうになりながら、赤ちゃん猿めがけてエサをポイポイ投げるわが子。
母は、あなたの優しさに涙が出そうですよ。
結局、全て他の大きな猿に食べられてしまいました…。
屋上には飼育員さんやガイドさんがいて、
「あの子の名前は○○だよ」
「あそこにいるのは□□ちゃん。とても甘えん坊なんだよ」
と、細かくいろいろなことを教えてくれます。
どんな質問にも素早く答えてくださり、取材が捗りまくりです(笑)
失礼な話ではありますが私から見たら見分けがつかない猿の顔も、飼育員さんはきちんと顔と名前が一致していて、とても感心しました。
飼育員さんいわく
「人間もそれぞれに特徴があるように、サルも顔や体つきに特徴があるんだよ。」
とのこと。
とてもかわいがっているのが伝わって、ほっこりした気持ちになりました。
ちなみに、現在のボス猿は5代目のネッシン。
訪問時24歳で、人間でいうと70歳を超えているのだとか。
ネッシンは平成15年からボス猿の地位に就き、他のサルたちからとても信頼されているそうです。
ちなみに、高尾山さる園のボス猿は一生涯務めることが多いとのこと。
過去には、メスのボス猿もいたそうです。
ボス猿の歴史は昭和45年に遡り、歴代のボス猿たちが高尾山さる園のサル山を守っています。
「ボス猿にエサをあげたい!」
と、ネッシンに向かっておやつを投げている子どももいましたが、ネッシンは他のサルに譲っていました。
なぜなら、おやつを奪い合わなくても、一番先にエサにありつくことができるから。
確固たる地位が確立しているからこその対応に、大人の男性のような余裕を垣間見ました。
生まれたばかりの赤ちゃん猿も何匹かいて、かわいらしくお母さんにくっついて甘えています。
飼育員さんお手製のアトラクションで遊ぶおてんばなおさるさんもいました。
令和ベビーのおさるさんたち。
「この中から次世代のボス猿が出てくるのかな?」と、ちょっとワクワクしますね。
この日は虫よけスプレーをしてくるのを忘れてしまい、併設している野草園には行けず…。
野生の草花を間近で観察できる野草園は階段や坂道のアップダウンが激しいですが、以前行ったときは周りを見ながら歩けたのであまり苦痛を感じませんでした。
約300種類以上の野草の中には、絶滅危惧種もあるのだとか!
貴重な野草体験も欠かさずお楽しみくださいね。
■サル園を楽しみすぎてタイムアップ!
さるたちの観察だけでなく、ガイドさんとのお話やエサやりなどで楽しみすぎて、知らず知らずのうちにすっかり時間が経ってしまっていました(笑)
薬王院まで行く予定でしたが、長男が帰ってくる時間が迫ってしまっていたのでたこ杉でUターン。
高尾山のたこ杉は、高さ37メートルもの巨大な杉の木!
なんと樹齢は450年以上です!
たこ杉の隣にある開運ひっぱりだこの頭をなでなで。
母「家族みんな元気で、仕事も順調にいって、お金が貯まりますように」
次男「足が早くなって、おいしいものたくさん食べられて、ちゃんと小学生になれますように」
と、二人そろって欲張りにも程があるくらいのお願い事を親子でしながら、一心不乱にたこの頭をなでさせていただきました。
高尾山さる園からすぐの場所にあるので、サル園を訪れた際にはこのパワースポットにもぜひ立ち寄ってくださいね。
▶高尾山さる園 口コミまとめ
ユニークなサルたちの生活を覗ける高尾山さる園。
飼育員さんたちの手によって大切に育てられ、のびのびと生活しているサルたちを見ていると、とても温かくほっこりとした気持ちになることができます。
ガイドさんの丁寧な説明に、子どもと一緒に親子で猿の生態を学べますよ。
サル園だけでなく、併設している野草園や近くにあるたこ杉、お土産屋さんや飲食店などが、高尾山登山をもっと楽しく彩ってくれます。
暑かったり寒かったりすると室内遊び場に行きがちになってしまいますが、たまには晴天の下で思いきり登山を楽しんでみてくださいね。
自然や動物好きの子どもは喜ぶこと間違いなし!
高尾山周辺にはトリックアートミュージアムやTAKAO599ミュージアムなどの体験スポットもたくさん。
高尾山口駅前には温泉もあるので、汗を流してから家路につくこともできます。
いつもの遊び場や公園とはちょっと違う、観光気分も味わえる高尾山エリアでの遊びを子どもと一緒に親子で楽しんでくださいね!
▶施設情報
施設名 高尾山さる園・野草園
住所 東京都八王子市高尾町2179
アクセス ケーブルカー高尾山駅から徒歩3分
営業時間 1、2、12月9:30~16:00/3、4月10:00~16:30/5~11月9:30~16:30
入園料 大人420円、子ども210円
お問い合わせ 042-661-2381