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こんにちは。
ヘッドコーチの石橋です。
緊急事態宣言の延長により2月もイレギュラーな日程が続いていますが、コロナ対策が慣れすぎて雑にならないように徹底して消毒、管理表、コーチ陣のマスク着用を行っています。
体育館もいつもと違う場所が多く、特にエスフォルタアリーナでの練習が増えている状態です。いつもの学校開放の体育館と違いゴール後ろが広いので、シュート感覚が違ったり、広いので声が聞こえにくかったりします。本番のチャンピオンシップの会場はコートが4面取れるほど大きい東京体育館なので、まずはエスフォルタで慣れて本番で面食らわないようにしてもらいたいものです。
【チームの現状】
先月に引き続き早い展開のオフェンスとそれに対するトランジションディフェンスを中心に行っています。トランジションディフェンスでは自分のマーク以外の選手でもボールを止めることやローテーションをしてノーマークを作らないという事は理解出来てきているのですが、まだその精度が低く、簡単に抜かれてしまったり、間合いを空けすぎてシュートを楽に打たれてしまっている状態です。
チャンピオンシップでは早いテンポでシュートを決め切ることができる強いチーム、上手い選手が揃っています。後1ヶ月ですが練習を積んで短い時間で簡単にスコアされないディフェンスを作り上げていかなければなりません。
オフェンスではアップテンポと積極性を持つことが重要なのですが、何も考えずに好きなラインを走ったり悪いスペースで攻めてしまってミスに繋がることも多い状態です。スピードを上げながらも自分の走るラインを考え、アグレッシブかつ正しいポジショニングでの賢いプレイが必要になります。上手く出来ている時もあるので試合に向けてその良い時間帯を増やしていきます。
【課題】
試合が近づき、対人での練習の量が増えていくと、基本的な技術の意識が薄れてしまう時があるのです。個人スキルに重きを置いていた秋頃に出来ていた激しいボールマンディフェンスや細かいステップやシュートが雑になってしまっているシーンも多く見られてしまっています。たとえチームとして正しい動きが出来ていても簡単なフィニッシュを最後にミスしてしまえば試合の流れを失ってしまいます。
バスケットは習慣と積み重ねのスポーツです。去年7月から本格的に始まったこのトレインズ ユース。コーチ陣が口を酸っぱくして伝えた事、何度も何度も強調して練習した事、その個人の積み重ねの上にチームプレイが存在するのです。
練習前に時間がある時はスキルのトレーニングをしたり、家にいる時にオンラインでも行っているハンドリングやシュートタッチを練習したりと一人一人もっと積み重ねてもらいたいと考えています。
チャンピオンシップまであと1ヶ月しかありませんが、最後の最後まで成長し続けた選手、チームが本番で結果を残すものです。中学生は少しの期間で急激に良くなる選手も多いので家にいる時間も有効に使って一回一回の練習を大切にプレイしてもらいたいと思っています。
【月間MVP】
今月の月間MVPは3年の曽根跳也選手です。チームの得点源ですが、色々なポジションを経験する事でプレイに幅が出てきて、頼れる存在になってきました。さらに「俺が決めてチームを勝たせるんだ‼️」というオーラが出てくればもっと凄い選手になれるでしょう。またキャプテンとしてチームを同じ方向に向かせるため、声も出せるようになってきたので今回、選出しました。
ヘッドコーチ
石橋