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こんにちは。
ヘッドコーチの石橋です。
11月は定期テストのシーズンでもあり中々人数の揃わない練習が続きました。
プロの選手はオフシーズンでも2週間以上体を動かさなければ、元に戻すのに休んだ期間以上の時間がかかってしまうと言われています。
大事なテストのための勉強が最重要ですが、その中でも少しでも時間を見つけて走ったり腹筋や腕立てしたりと自分で自覚を持って体を動かせるような選手になってもらいたいものです。体を少し動かした方が勉強効率も上がるという説もありますからね。
さてチームは今までバスケットのスキルや戦術に重きを置いて練習を重ねてきましたが、これからチャンピオンシップに向けて
「チームプレイとは何か?」
「チームのために自分に何ができるか?」
というメンタル的な部分にフォーカスして取り組みを始めました。声を出すことその一つですし、何が良くて何が悪いのか?をしっかり考え、さらにアウトプットすることでより深くチームプレイを理解させていきたいと考えます。
[チームの現状]
11月は3年生の主力がテストで約3週間お休みする中、最低限のお休みで練習に来ていた選手たちは特にディフェンスの約束事に対する意識が高くなり、この期間に激しさと理解力を身につけてくれました。声の大きさはまだまだですが今後チームに良い影響を与えてくれるのは間違い無いです。
[課題]
選手それぞれシュート力、スピード、サイズ、筋力と違いますが、まだまだ体が完成していない中学生は、約束事を守るとか、常にハードにプレイするとか、手を抜かないとか、ルーズボールに飛び込むという事を身につけることが重要なんです。
中学生のバスケットで大きな要素を占めてくるものに身体の成長スピードというものがあります。成長の早い子は筋力も身長もあり優位に立つ事が出来ます。逆に成長の遅い子は身体の大きさがプレイに大きく影響してくるバスケットでは、苦しくなる場面も多くなるでしょう。
どちらのタイプの選手も20歳前くらいには肉体がほぼ完成していきます。
その時にチームプレイが出来ないと成長の早い選手は他の選手にどんどん追い抜かれてしまいますし、成長の遅い選手は体が出来てもコーチに必要とされる選手になれなくなってしまうのです。
チームの約束事を理解してきている今、どれだけ大きな声を出して、徹底して実践できるかということが今後の大きな課題になっています。
[練習ゲーム]
vs瑞穂BBC
出足が悪く、スタートメンバーが自分たちが横綱相撲をしても勝てると勘違いしてしまうようなゲームになってしまいました。最後に勝利はしましたがメンタル面に大きな課題が残りました。
vs Fun Try
主力がテストでお休みの中、下級生やいつも試合に出場しない選手のエナジーがコートで表現されて良い成長が見られたゲームになりました。Fun Tryのフィジカルなディフェンスにもしっかり対応できました。
vs ビーコルセアーズU14
U14でも強烈な個人能力を持つビーコルに対してトレインズは3年1人、2年4人、1年2人という7人のみでの戦いとなりました。身体、技術の違いで圧倒されましたが、きっちりとしたチームディフェンスができた8分間では勝利するという良い経験もできました。
vs Boogies BBS U15
野外コートで3年生が戻ってきて初の練習ゲームとなりましたが、全体的に全くエナジーが感じられず、相手のビッグマンにリバウンド、ゴール下を決められ、良いところなく負けてしまい、悔しさだけが残るゲームになってしまいました。ここからどう立ち直るか?選手もコーチも更なる激しさの必要性を感じたと思います。
[月間MVP]
今月の月間MVPは3年の今野颯選手です。テスト中も毎回練習に参加し、持ち前のスピードと常に手を抜かず100%でコートを走る姿勢はチームに大きなエナジーを与えてくれます。まだちょっと焦ってしまったり、いらないファールをしてしまう事がありますが、忠実な性格と戦う姿勢を持っているので今の気持ちを持ち続ければ必ず将来、良い選手になってくれると思います。
ヘッドコーチ
石橋