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2学期に入り、またバスケットと勉強の両方をしなくてはいけ ない季節になってきました。特に3年生にとっては進学に向け て大切な時期になってきます。時間をしっかり管理して集中し て行ってもらいたいと思っています。たっぷりある時間の中で いつか勉強しようと思うより、何時から何時までバスケ、何時 から何時まで勉強、というように計画立てた方が意外と集中で きたりするものですからね。 今シーズンは例年に比べて週末の練習試合も多くなり、日曜も 練習を行うことになっています。下級生も含めて今のうちから
時間の使い方と計画の立て方を身に付けるようにしてくださ い。 高校バスケでよくあることですが、頭の良い、いわゆる進学校 が県のトップやベスト4なんかに進出することがあります。彼 らはバスケット専門に長い時間練習できる選手とは違い、限ら れた時間で質の高いバスケットの練習と勉強をしています。つ まり集中力と時間を管理する力に優れているという事なので す。 この力を今のうちからしっかり身につけることが出来れば、バ スケ選手としても大きく成長することができますし、社会人に なっても色々な分野で活躍できる人間になっていけると思います。
チームの現状
毎週末にたくさんのゲームがある中、多くの選手がプレイング タイムをもらって試合経験をすることができています。プレッ シャーディフェンスに逃げ腰だった選手や、ダブルチームに ターンオーバーを連発していた選手も徐々に対応できるように なり、チーム全体のレベルが上がってきています。
オフェンスではスペーシングの感覚が良くなってきていて、良 いボールムーブからドライブやオープンショットを決め切る シーンも見られるようになりました。さらにインサイドからの プレイでスコアしたり起点になったりというプレイも時々見られるようになりました。チームとしてやるべきことの理解度は 高まってきていると思います。
ディフェンスではヘルプ&ローテーションの意識は少し上がっ てきましたが、声がまだ足りません。ポジション、ビジョン、 コミュニケーションのディフェンスの3原則をチーム全員が身 に付けなくてはいけません。また、まず自分のマークを守ると いう1on1の「足」ももっと強くする必要があると思います。
課題
やはり強度の高い ディフェンスを相手にしたときに は、視野が狭く なったり、コンタ クトで体のバラン スを崩してミスも 目立ってしまいま す。練習の中の強 度は少しずつ上 がっていますがま だまだ足りませ ん。チャンピオンシップに向けてもっともっと激しい練習内での戦いが必要に なってくると思います。
また、新チームになってちょうど半年が経ちました。年間プラ ンとして前半はチームとしてやるべき事、大枠を覚えさせると いうことをメインに行ってきました。ここから後半は一つ一つ の細かいプレイの質を上げることが目的になります。 例えば今までは5対5の中でハンドオフやピック&ロールを指 導してきましたが、ここからは分解練習が多くなり2対0~2 対2、3対0~3対3という形が増えていくと思います。そこ で身に付けたものを今までで覚えたチームオフェンスの中で発 揮していってもらいたいと思っています。
またトラップディフェンスなどのディフェンスの寄りを今まで 以上に強化していこうと思っています。強いチームになればな るほどディフェンスの収縮は速くなりますので、予測する力と 速い足の両方を身に付けてもらいたいです。またこの寄りが良 くなれば相乗効果でオフェンスでの対応力もさらに向上してい くと思います。
練習ゲーム
9月11日(日)日本工学院専門学校 工学院の専門学校生とともにファンダメンタルを中心に合同練 習を行った後、練習ゲームを行いました。専門学校生のプレッ シャーディフェンスにボールを動かすことができずに特に下級 生たちは苦しい状況となりました。ただ上級生はフィジカル的 に劣る相手にも良いスコアを重ねたりと意外とプレイが出来て いた印象でしたね。
9月24日(土)vs川崎ブレイブサンダースU14 相手が下級生が多かったこともありますが、ゴールに向かって 良いアタックが出来ていました。ゴール下リバウンドでも圧倒 できたので有利にゲームを進めることが出来ました。
9月25日 (日)vs日野高 校 いつも長い時 間プレイしな いメンバーで 高校生との戦 いでしたが チームプレイ が機能した時 間帯もあり、 良い経験にな りました。た だやはり体の 強い高校生相 手に周りが見 えなくなって ターンオー バーをしてし まうシーンも 少なくありま せんでした。
アレッタ杯
9月17日(金) 下級生中心のメンバーでの戦いとなったが、相手の常にボール マンに二人囲むというディフェンスに戸惑って、自分達のバス ケットが出来ず敗戦。一般の中学のバスケットにはこのような スタイルもあるのかとコーチとして勉強になりました。
9月19日(月)祝 兼子コーチ、関コーチが引率してくれたゲーム。 前半の20点ビハインドを1点差まで追い上げました。負けはし たものの良いエナジーで成長を感じさせてくれたゲームとなり ました。
Jrウィンターカップ東京都予選
9月18日(日)vs調布中 ゲームの出足から良いリズムを掴んで1Qで20-2とリー ド。しかしその後、得点の止まる時間や相手のミドルを連続で 決められたりと中々突き放すことが出来ませんでした。それで も全員出場で最後は66-46で勝利しました。
9月23日(金祝)vsVision チームというよりは個の力で打破してくるタイプのチームでし たが一人一人ディフェンスを頑張ってスコアを抑えていまし た。オフェンスでもタフショットが少なく良くパスが回って全 員出場で勝利することができました。最終スコアは60-4 3。
月間MVP
今月の月間MVPは3年の小野寺渉
大選手です。元々ドライブの強い選手でしたが、ここにきてそのキレをさらに増してきています。それに加えてフローターやアウトサイドの確率も上がってきているので信頼される選手になってきています。そして相手のキープレイヤーを激しく守るそのハードワークもチームを良い方向へ導いてくれています。 ただ少し遠慮がちなところもあるので三年生として自信を持っ てその根本にあるリーダーシップを遺憾なく発揮してくれたら さらに素晴らしい選手になっていくと思います。