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こんにちは。
ヘッドコーチの石橋です。
日本各地でオミクロン株が猛威を振るっており、Bリーグもその影響を受けて多くの試合が中止となっています。トレインズU15としても、現在の感染状況を鑑みて練習中も「マスクを着用する」という形にさせてもらっています。中学生はまだ心肺機能が発達しきっていないという事もありますので練習の強度や休憩時間など考慮しながら行っている状況です。
予定していた練習ゲームも出来ない状態が続いていますが、チャンピオンシップまであと約2ヶ月、練習を工夫しながら精度を上げて子供たちが少しでも成長できるように取り組んで参ります。
チームの現状
ここ数ヶ月、コンタクトやゴール下で強く正確に決められるようなメニューを行ってきた結果が少しずつ出始めています。レイアップ時にディフェンスに体をぶつけられてもバランスを崩さずにねじ込んでくるシーンや、ドライブからゴール下へ良いパスがつながって強くスコアしてくるシーンも多く見られるようになりました。ペイント内で高確率にシュートを決める事ができれば、そこから外にボールが出た時にアウトサイドからのシュートやアタックも効いてきます。結果的にボールと人がよく動く美しいチームオフェンスになっていくのです。
ディフェンスではボールプレッシャーやディナイの意識は高くなりましたが時間帯によって出来たり、出来なかったりしている状況です。頑張ってる時間帯があるではなく、全ての時間で頑張る習慣こそがレベルを大きくアップさせてくれるものだと思います。
課題
「遂行力の向上」がチャンピオンシップに向けて最も大切になっていきます。フォーメーションを覚えてしっかり動くということだけが遂行するということではありません。
ディフェンスではボールマンにはどうマッチするのか?
ディナイとヘルプとローテーションの約束は?
相手の速攻はどう止めるのか?
PnRやポストアップをどう守るか?
オフェンスではどういうポジショニングを取るのか?
早い展開での走るラインは?
PnRが始まった時の他の3人のポジショニングは?
ローポストに入った時の他の4人のポジショニングは?
そしてコートの中、ベンチでどういう声をだすのか?
どういうコミュニケーションを取るのか?
チャンピオンシップは今まで積み重ねてきたことの集大成です。今一度上の質問に答えてみてください。個人としてもチームとしても全員が同じ方向を向いて助け合いながら進んでいくことが最も重要になるのです。
練習ゲーム
1/5(水)ニューイヤークラシック
vs都西、八王子実践、穎明館
高校生との練習ゲームも慣れてきて良い形でのオフェンスも多く見ることができました。3Pもチームオフェンスから確率高く決まっていたので収穫のあるゲームになりました。ただやはりフィジカルの強い相手との戦いでは1on1を止めることができませんでした。
1/6(木)ニューイヤークラシック
vs都西、花咲徳栄、昭和第一学園
高校生がメンバーを落として相手をしてくれた事もあってこの日はゴールへのアタックやインサイドプレイが機能していました。特にアウトサイド陣にとって大きな成功体験になったと思います。
1/9(日)vs都立片倉高校
兼子コーチが見てくれたゲームでした。プレッシャーをかけてくるタイプのチームではなかった為、自分達のシステムを遂行していたようでした。どのタイミングでどこが狙い目なのか理解できたゲームになりました。
月間MVP
11月の月間MVPは3年の加藤遼馬選手です。
チーム1の走力を誇り、いつも速攻の一番前を走ってくれてトレインズのバスケットテンポを上げてくれる選手です。
ディフェンスも激しく、出ている時間帯は決して手を抜きません。彼の一生懸命さは下級生も見習って欲しいものです。3年生としての自覚も出てきたのでチャンピオンシップまでさらに成長してくれると思います。