「食事誘導性熱産生」 DITは食事をするときにも消費するエネルギーです。
1日に消費するエネルギーの割合は、基礎代謝が7割、生活活動代謝が2割、食事誘導性熱産生(DIT)は1割となっています。
ダイエットしたい方はこの3つのうち一つでも欠けないよう心掛けていただくと良いと思います。
ジムに来ていても 食事の内容 摂取方法が誤ってたり偏ってたりするのでは もったいないです。ぜひ見直してみましょう。
まず人が消費するエネルギーは、大きく分けて3つあります。1「基礎代謝」基礎代謝はたとえ寝ていても消費する、呼吸や内臓などをはじめとした生命維持のためのエネルギー。2「生活活動代謝」 歩いたり仕事をしたり、はたまたジョギングや水泳などスポーツ・エクササイズなど、活動して消費するエネルギー。 3「食事誘導性熱産生」食事をするときに消費するエネルギーで、DITと呼ばれます。 別に辛くない食事をしているときに汗が出ることがあるのは、このDITによるものです。食事をすると、消化などのために内臓が活発に活動します。このような理由で消費するエネルギーが「食事誘導性熱産生(DIT)」です。食事を摂ることで消費されるエネルギー「食事誘導性熱産生(DIT)」は、食事の摂り方によって、その代謝量を高くすることができるのです。
食事誘導性熱産生(DIT)を高める方法1 よく噛んで食べること しっかりと十分な回数を噛んで食べると、それが交感神経を刺激し、エネルギー消費を高めます。満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれます。2 一番多くエネルギー消費する「たんぱく質」を摂る「たんぱく質」を多めに食べると、エネルギーが消費しやすいです。たんぱく質を多く含んでいる食物は、魚、肉、卵、チーズ、大豆、大豆製品、などです。ただし、バランスよく食べましょう。食べた食料中の栄養素によって、エネルギーとして消費される量が異なります。たんぱく質:30%、糖質:5%、脂質:4%、炭水化物:10%となります。3 運動により筋肉をつけて基礎代謝を上げることダイエットというと、ウォーキングやジョギング、筋トレでやせよう、という人が多いですが、実は運動でカロリーを消費することだけで痩せるのは簡単ではありません。かなりの運動をしても、思ったほどカロリーを消費できないからです。効果的なのは、運動により筋肉をつけて基礎代謝を上げることです。基礎代謝が上がると普段の生活の中でダイエットしていることと同じです。しかも筋肉をつけると、同じ運動量でも消費カロリーが上がり、ますます好循環になります。食事誘導性熱産生(DIT)を高めると、ちょっとした運動よりもラクチンにエネルギーを消費することも可能です。4 温かい食べ物 香辛料(スパイス)を適度にとる5 朝食を食べる一番多くこのエネルギーが消費されるのが朝 続いて昼時間の経過とともに消費する食事誘導性熱産生(DIT)は低下し、深夜には最低になります。夜食が太りやすいのはこのせいでもあります。朝食をしっかりと多くとっても、食事誘導性熱産生(DIT)が一番効率よく消費されるので、実は夜よりも朝しっかりとした食事を取った方が、ダイエットのためには良いのです。6 緑茶やコーヒーに含まれるカフェインを適度に摂取することでDITを高める 7 食事の20分~30分前にウォーキングや、ストレッチで軽く運動をする
以上をまとめますと、食事誘導性熱産生(DIT)とは食事をすることで消費するエネルギー基礎代謝、生活活動代謝に続く大きなエネルギー消費量は朝が最高で深夜が最低食事誘導性熱産生(DIT)を高めるにはよく噛んで食べるたんぱく質を多めに食べる冷たいものよりも熱いものを食べる香辛料の効いた食べ物を食べる朝は多めに食べても大丈夫。夜は少なめに食事の20分~30分前に軽く運動をするたんぱく質を多めに食べる緑茶やコーヒーなどでカフェインを取るということですね。