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夏がそこまで来ています!!
BBQ、ビアガーデンetc、今年の夏は楽しむぞ!!
はちなびスタッフのまえたけです。
高尾山の表玄関として、年間を通して観光客で賑う高尾駅北口駅舎が「高尾駅南北自由通路整備」に伴い、東側約1・5キロの八王子市東浅川町の市有地に移築されることになりました。
JR中央線・高尾駅北口駅舎は全国的にも珍しい木造の駅舎となっており、1997年には関東の駅百選にも選ばれています。
大正天皇崩御の際、ひつぎを送り出すために1927年(昭和2年)に新宿御苑に建設され同年、浅川駅(現高尾駅)駅舎として移築されました。
ちなみに現在の高尾駅という名前になったのは1961年のことです。
この高尾駅ですが、駅利用者以外が南北両口を行き来するには入場券を購入して構内を通るか、駅東側の町田街道もしくは駅西側の初沢踏切を大きく迂回するしかなく、多くの方により自由通路の設置要望が寄せられていました。
私も学生時代は高尾駅を利用することが多かったのですが、確かに南北口の移動は面倒でした・・。
約4万6千件の署名を添えられた要望書が市に提出され、南北自由通路の整備、北口駅前広場を3倍近くに拡大し北口バスロータリーの整備が決定しました!!
南口、北口の行き来が楽になれば高尾駅周辺自体の活性化にも繋がるでしょうね!
楽しみです♪
2016年着工、2022年完成予定となっています。
これに伴い文化財的価値のある現在の高尾駅駅舎は「東浅川保健福祉センター第2駐車場用地」に移築され保存されることとなりました。
移築先は高尾駅から東に約1.5キロ、国道20号(甲州街道)、多摩御陵入口交差点(甲州街道から陵南公園への入り口)の南側に位置しており、1927年(昭和2年)大正天皇の大喪列車の終着駅として東浅川駅が設置されていた由緒ある場所です。
陵南公園の南側に位置するこの場所はいちょう祭りの際は本部(メイン会場)が置かれ、たくさんの屋台が並ぶところです。
1960年に東浅川駅は廃止され、その後1990年(平成2年)10月に過激派による爆弾テロ(八王子市陵南会館爆破事件)により焼失しました。
工事計画では、駅舎は2017年度までに移動する予定となっております。
関東の駅百選、また八王子八十八景にも選ばれている駅舎が取り壊すのではなく、このように保存されるのは市民としては嬉しいことですね。
是非、移動するだけではなく観光地などとして市民にのために活用して欲しいです。
高尾山に観光に来た市外の方たちが、そのまま都心に帰るなじゃなくてちょっと寄り道してでも、この駅舎に来たくなる!!
そんな観光スポットになればいいな〜