八王子市元八王子町にある16世紀に存在していた城の跡地です。
神奈川県小田原城に本拠をおいた北条氏の三代目、北条氏康の三男、北条氏照が築いた山城です。
標高455mの関東屈指の山城でしたが、1590年の豊臣秀吉の関東制圧で落城しました。
八王子城の鎮守であった牛頭天王の8人の王子神が祀られていた八王子神社が、現在の八王子市の名前の由来とされています。
落城400年という節目の平成2年(1990年)に、八王子城の麓にあった、御主殿地区の石垣と虎口などの通路、御主殿に続く古道が整備されました。
石畳や石垣は、発掘によって確認された当時のものをなるべく活用し、破損していた箇所についても、できるだけ当時の形に忠実な復元がされています。
現在、城山山頂付近の本丸跡地には祠が祀ってあります。
平成18年4月に日本城郭協会より「日本100名城」に選定され、八王子でも人気の観光スポットです。
アクセス
MAP▶
【バス】JR高尾駅北口1番バスのりばより、西東京バス「高尾の森わくわくビレッジ」「宝生寺団地」「恩方ターミナル」「大久保」「陣馬高原下」「グリーンタウン高尾」「美山町」行きで、バス停「霊園前・八王子城跡入口」下車、徒歩約15分。
土・日・祝日のみ、JR高尾駅北口1番バスのりばより、「八王子城跡」行が運行しています。
【車】圏央道八王子西インターチェンジから高尾方面へ約10分。または、中央道八王子インターチェンジ第2出口から、甲州街道を経由して約40分。
近隣の観光スポット
・八王子城跡ガイダンス施設
八王子城址の麓にある八王子城の歴史などを、初めて訪れた方にもわかりやすく解説するガイダンス施設です。
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】年末年始(12月29日から1月3日。他に、臨時休館する場合があります。)
【入館料】無料