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こんにちは。
SEIV陸上教室 コーチの物江です。
今日は自己紹介②、高校、大学編です。
高校大学は今の自分にとって一番大事な、
濃い時間を過ごしたとは思いますが、
今回は少し割愛しながら何故混成競技に転向したのか、混成競技の練習についてもお話しさせていただきます。
中学卒業後、県内の強豪校、
会津学鳳高校陸上競技部に入部しました。
先輩は(最初は)厳しく、部則は100個。SNSは禁止。スカートは膝丈。
今は無いそうですが、当時の陸上部は、
一年生の部則説明会があり、何もしてないのに怒られました。笑(念を押される?)
びっくりしましたが、覚悟もできてはいたので、
部活に打ち込みました。
前のブログでも書いたとおり、
目標は全国大会(インターハイ)出場、個人種目とリレーの両方で出場することでした。
2年間は悔しい思いばかりでしたが小中の自分とは変わり、チームで意見を伝えたりしっかりとコミュニケーションをとったり、友達からも変わったね、
と言われることが増えました。
最後の夏、東北大会では、
(6番までがインターハイに出場権を得る大会)
4×100mR 6位、4×400mR 2位でした。
リレー2種目は達成しましたが、
400mHは東北大会7番でした。
多分これだけだったら、陸上競技を辞めていたと思うのですが、、
夏に個人種目の400mHのタイムが伸びて
秋の国体に出場する権利を頂けました。
準決勝までコマを進め、全国入賞したいと考えるようになり
大学でも陸上競技を続けることを決心しました。
そして国士舘大学に入学しました。
やりたくても諦めていた混成競技を大学からは専門種目にしたいと考えていましたが、マイルリレーに関わらせていただくことができたため、400mHを続けました。
(やるのも観るのもリレーはやっぱり好きです。)
混成競技の最後の種目の800mとマイルリレー決勝は4日目の最後に来ることが多く、
あの頃800とマイルリレーを1時間休みで走り続ける体力はありませんでした。
一年に一度だけ混成競技に出ていたのですが、
大学四年生春一番の大会に出ると全国インカレの標準を突破し、
最後なら好きな種目をやろう、
やりたい種目をやろう、
勝てる可能性が高く点数を取れる可能性が高い種目をやろうと考え、
最後の最後に種目転向しました。
リレー2種目と混成競技に挑戦し、
日本選手権に出場したり
今まで見れなかった世界をたくさん見ましたが、
その夏に疲労骨折をして、
秋シーズンはズタボロ、色々と重なって大学卒業後も競技継続の意思を固めました。
大学生活は色んな人に出会い、基礎基本から応用の部分、走り方や女性アスリートとしての部分、
何より競技者としてということを
先生、コーチ、同期、先輩、後輩からたくさん学びました。
とても濃い、充実した4年間でした。
混成競技をしてから衝撃的だったことは、
考えて身体を扱うということができていなかった自分に気づいたことです。
ハードルを跳ぶか走るか、しかしていなかった自分が、
飛んだり投げたりする能力も求められるようになって、
特に、もともと投げるという経験がゼロに等しく、最初に出たやり投げは、右手でやりを投げるのに右足が前になっている、
というくらい壊滅的でした。。。笑
できる人からしたら、
いや、それくらい、なんでできないの?なんでそうなるの?って逆に疑問だと思いますし、
今なら私も、なんで右足前になった?笑
って思うんですが、
小さい頃から物を投げるという事を知らないため(ドッジボールをたまにしたくらい)
遠くに投げるためにどうしたらいいかなんて
分かるはずありませんでした。
投げるという動作自体のイメージがないから、
投げられる理屈やコツを聞いても分からないのです。
例えばもっと砲丸を押し切ってと言われても、
やってみるけれど、
押し切る事しかできず、
それは遠くを投げるために押し切るのではなく
投げて押し切る、だけの動作になってしまいました。
まず、イメージをするためには、
実際に自分自身が動くことが何より大切だと思います。
まずは投げる感覚を知らなければ、
人の投げを動画で見てもどういう感じで投げているんだろうな、とか、
ここで力を加えるんだな、とか、
まずそもそもそういうイメージができないんです。
多分、私の中の運動のイメージというのは、
動画を見てその人になりきることなのですが
投げるという動作を全く知らない場合、
ただ動画を見て すげえ〜 なんでこんなに投げられるの? くらいしか思いません!!
そもそもどこがポイントなのかわかりません。
運動は感覚だと思います。
だからまずはやってみること、
ひたすら投げてみて、投げている時の感覚を掴んでからイメージを膨らませたほうが自分には合っていました。
20歳も超えている私でも、
はじめての感覚を感じることができました。
きっと子供たちは初めての感覚はこういう気持ちに近いのかなと思います。
私はコーチ、仲間、先輩、後輩たちに聞きまくり、根気強く教えて頂きました。何度も、何度も、同じこと言わせました。
20歳を超えているので覚えは小さい頃より遅いはずなので、
子どもたちは、
たくさんの運動に触れて、自分の脳が指令していろんな動きをしてみる。たくさんやってみる。
ことがやっぱり大切だと思います。
それが運動能力になっていきます。
運動能力の高い人は、大きくなっても、
アドバイスされたことがすぐ体現できたり、
人がやっているのを見て出来たりする、
センス というものがあります。
才能のようなものです。
センスは運動する中で、とーっても大切なことです。
私は小さい頃もっとたくさんの運動に触れておけば良かったと後悔しています。
今でも量をすれば間に合うし、身体の扱い方を分かってくればもっと色んなことは勿論出来ますし不可能では無いと思っています。
しかし、小さい頃の方が覚えが早く、
遊んでいる感覚で獲得できるものを
大人になってからその分少し努力して練習、しなければなりません。
SEIV陸上教室では、
運動の基礎的な動きを教えていき、
子どもたちが楽しみながら様々な能力を培っていけるよう、
サポートしていくと同時に、
特に小学生には、根気強く、
何度も何度も同じことを繰り返し伝えていけるようにしたい!と考えています!
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