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真っ白、ふわふわ、絞り袋に入れたら本物と見分けがつかないほど…。今日はそんなホイップ粘土の誕生秘話のご紹介です。
この粘土は24年前に神戸のとある有名お菓子メーカーさんから「ブライダル用の見本のケーキに使用する、ホイップクリームそっくりの粘土は出来ませんか?」というご依頼をいただいたことがきっかけで誕生しました。
面白そう!とさっそく研究開始。
クリームですからまずは絞り袋に入れて搾れるくらいの柔らかさが必須条件です。さらに作品としての見栄えも重要ですので、搾りやすい柔らかさだけれど時間が経過してもダレてこないという相反する課題を克服しなくてはなりません。その矛盾を解決するのに2年近くかかりました。
ジャーン!出来た!!喜んで先方に試作品をお送りさせて頂いたところ担当の方も大喜び!!と、そこまでは良かったのですが…先方からの要望がもうひとつ。
それは作品が汚れたら水洗い出来ないとならない、ということ。
そ、そんな~~~~!粘土は水溶性だよーーー( ゚Д゚)
…結局その話は流れてしまい、ショックで10年近く忘れていました。。。。
そんな折、ホビーショーなどのイベントに出展する際にふと思い出しホイップ粘土で実演を行ってみたところ、なんと若い女性を中心に反響を頂くことができて新聞やラジオやTVにも取り上げて頂くことができました。この流れはついにホイップ粘土が日の目を見る時が来た…!と期待したものの、そう甘くはないのが世の常ですね(T_T)
しかし諦めずホイップ粘土をPRし続けていたところ…奇跡が起こりました。
いつものように若い女性が目を輝かせて楽しそうにホイップ粘土を絞っていきました。しばらく経つとまた体験しに戻ってきてくれて、その方が大手有名玩具メーカーの方という事が分かりました。
そこから話がトントン拍子に進み、ありがたいことに市場でも爆発的な売れ行きを見せ弊社も大忙しに。
さらに時を同じくして世間ではフェイクスイーツブームが起こり、ホイップ粘土が超人気に!
イベントでも、ホイップ粘土を使ったパフェを作れる弊社のブースは1時間待ちの長い列がいつまでも続く人気のワークショップになっていました。
そんな紆余曲折の歴史を持った弊社の渾身の一作ホイップ粘土。今となってはブームは落ち着いたものの、変わらず愛される弊社のロングセラー商品となっております。
次回はそんなホイップ粘土の特徴についてご紹介できればと思います。
ついつい熱が入って長くなってしまいましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました^ ^
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