【清水工房・揺籃(ようらん)社 ニュースレターVol.52】
お世話になっている皆さまへ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
八王子市追分町の印刷・出版の会社、「清水工房・揺籃(ようらん)社」です。
日本語にはたくさんの同音異義語がありますね。
例えば、印刷や出版の現場でよく使う「校正」という言葉。
「こうせい」には他に、「公正」「攻勢」「構成」「恒星」「後世」「厚生」「更生」などがあり、
会話の場合、私たちはこれらを音や前後の文脈から判断して使い分けています。
同音異義語では、こんな失敗談があります。
随分前に当社でB5判の本を作られた方が、その本をA5判で再版したいと相談に見えられました。
B5のときのデータをご本人がお持ちでしたので、それをA5に縮小するだけだから簡単だと思ったものの、どうも話がかみ合いません。
よくよく聞いてみると、「A5判」ではなくて「英語版」、つまり翻訳して欲しいという依頼だったのです。
いずれも発音すると「えいごばん」なので、勘違いしてしまったのでした(後段に続く)。
さて、ニュースレター最新号をお送りします。
もし、ご不要の方がいらっしゃいましたら、お手数でもご一報いただければ幸いです。
★【ショッパー復刊!】
今年2月に惜しまれつつも休刊してしまった地域紙「ショッパー」。
それから4か月余り、なんと母体も新たに復活しました!
復刊第1号の7月2日号がすでに配布されています。
毎週金曜日発行、部数は10万部、八王子と日野の一円にポスティングされます。
揺籃社発行『高尾山の花名さがし』『高尾山おもしろ百科』などの著者、遠藤進さんによる人気コラム「高尾山の花だより」も連載が再スタート。
ミニコミ紙が元気な町は活気があるといいます。
これからも末永く、地域情報を満載にしてポストに届けてくれることを期待したいですね。
木曜日の「タウンニュース八王子」に加え、金曜日も楽しみになりそうです。
★【揺籃社の新刊 いわさ順さん著『過ぎし日々―菜々子と勝一郎の物語』】
「題材として想定していたのは、世間の片隅で、信念を貫き、自分流の生き方を全うし、悔いることのない生き方ができた、たとえば、母や父が選択し、辿ってきた生活史である。
健気に生きることに徹し、歴史に名を残す機会もなく、誉を求めず、律儀に生きる普通人の生き方である。
この種の題材を得て、物語を紡ぐというのが、筆者のささやかな願いであった」
このように「あとがき」に記されている通り、いわさ順さんによる『過ぎし日々』は、実直に生きてきた一組の夫婦とその家族の姿をつぶさに記した私小説です。
住地の変遷、仕事での葛藤、突然の別れなど、誰しもが経験する人生の苦さと、それゆえに際立つ日常の幸福とが、繊細につづられていきます。
・四六判436ページ、ソフトカバー、税込2,420円、揺籃社刊
※お求めやご質問はこちら → info@simizukobo.com
★【八王子まつりと花火大会は中止に】
8月13日から15日にかけて開催予定だった夏の風物詩「八王子まつり」。
新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たないため、残念ながら中止となってしまいました。
昨年に続き、2年連続の中止です。
併せて、9月25日開催予定の「八王子花火大会」も取り止めとなっています。
七夕まつりや町内会の小さなおまつりも軒並み中止となり、子どもたちは気の毒ですね。
★【同音異義語クイズ・編集 山崎記】
冒頭の文章を受けて、突然ですが、クイズです。
次の「きしゃ」を適切な漢字に変換して文章にしなさい(全て違う漢字を使うものとする)。
問「きしゃのきしゃがきしゃできしゃしてきしゃする」
わりと有名な同音異義語の一文ですが、分かりますか?
答「貴社の記者が汽車で喜捨して帰社する」(「喜捨」と「帰社」は入れ替え可能)
では、難問を。
次の「しよう」を適切な漢字に変換して文章になさい(全て違う漢字を使うものとするが、ひとつだけ変換しない)。
問「しようのしようでしようにしようしよう」
分かった方は答えをご返信ください(景品はありませんけど)。
答えは次回ニュースレターにて。
ニュースレターは不定期に発信いたします。何かご意見などありましたらお知らせください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
㈱清水工房・揺籃(ようらん)社 社員一同
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株式会社 清水工房 (揺籃社)
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