東京都八王子市は2015年4月に、東京都で初めての中核市となった多摩地域最大の都市となっています。
2017年には市政100周年を迎える事となり、八王子市長の石森孝志市長を筆頭に市民が一丸となり、地方博覧会の「全国都市緑化フェア」の誘致などの記念事業が実施されます。

八王子市は東京の西に位置し、交通網も栄えており、高速道路は八王子ICを利用する八王子から東西方面に向かう中央自動車道や、八王子から南北へ向かう圏央道があり、幹線道路は国道16号や国道20号(甲州街道)が走り、電車はJR中央線、JR横浜線、八高線、京王線など複数路線があります。
南の多摩丘陵と北の加住丘陵に囲まれた盆地の為、東京都心に比べると夏は暑く、冬は寒いという気候、天気となっています。

人口は都内の市町村では第1位の約57万人となっており、ミシュラン三ツ星を獲得した「高尾山」や、「武蔵野陵墓地(多摩御陵）」、北条氏照によって築かれた山城「八王子城跡」など様々な観光スポットがあり、また八王子市役所周辺の多摩川の支流になる浅川や八王子駅周辺では様々な映画やドラマなどの撮影も行われており、都内でも有数のロケ地としても有名です。
北島三郎やファンキーモンキーベイビーズ（ファンモン）、ヒロミ、松任谷由実、元AKB48の高橋みなみなどの八王子出身や、ゆかりのある芸能人も多数活躍しています。

地場産業は古くから養蚕（ようさん）や織物産業が有名であり、絹の集積地八王子から横浜港に運ぶ為に使用された道は、現在も絹の道と呼ばれてます。
現在では、石川工業団地地域などには多くの企業を集めています。

八王子の歴史は古く、現在の八王子市域に人が住みつき始めたのは有史(文字が成立し、文献資料によって歴史事象を検証することが可能な時代)以前となっています。
八王子市内には国の史跡になっている「椚田遺跡」、「船田遺跡」、「北野遺跡」など歴史を知る事のできる遺跡が多数存在します。
戦国時代になると北条氏が多摩地域から武蔵全域に勢力を伸ばし、北条氏康の次男氏照は八王子城を構えました。
八王子城の鎮守とした牛頭天王の8人の王子神が祀られていた八王子神社が、現在の八王子市の名前の由来とされています。
北条家が豊臣家に敗戦したのち、この地域は徳川家康のものとなり、大久保長安により甲州街道が整備され八王子城下より甲州街道沿いに八王子町を設けて住民を移動させました。
徳川は普段は百姓として田畑を耕している住民を警備など特別な軍事目的の際に、下級の武士として軍役の課された八王子千人同心を作りました。


八王子郷土資料館では、千人同心を始め、これらの八王子の歴史を詳しく学ぶこともできます。

八王子のご当地グルメは刻み玉ねぎを使用した「八王子ラーメン」、B級グルメの「八王子ナポリタン」やC級グルメ「パンカツ」があり、メディアで紹介取り上げられることも多く、これらの八王子のグルメは八王子市以外にも知られるようになりました。

八王子市は帝京大学を始めとする23の大学のキャンパスや日本工学院など多数の専門学校もあり、約11万人の学生が学んでいるので、八王子市を走るJR中央線の近隣の駅を中心にマンションやアパートなどの不動産物件も他の都市に比べ多数あります。
八王子市内の高等学校では2016年の夏の選抜高校野球（甲子園）に西東京代表として「八王子学園八王子高校」が見事初出場しました。

八王子市の周辺には駅ビルの「セレオ」、「k-8」や「東急スクエア八王子」、サザンスカイタワー、三井アウトレットパークなどの大型店の他にも八王子夢美術館、スポーツジムクラブ、図書館、居酒屋、映画館、温泉、ホテル、ラーメン屋、ランチ提供のお店などの多くの有名スポットがあり、八王子市民を中心に多くの人々で盛り上がっています。